昨日の講義はまぁまぁスムーズに行った!?
怒涛の5月が過ぎた。昨日の水曜日で毎回2コマ、3時間づつの講義もはや6日目。
来週はいよいよ最終回!!
毎回の講義に悪戦苦闘しながらも、徐々に学生も私のスタイル(暑苦しい熱血講義)に慣れてくれたようで、講義をする側も楽しさを感じるようになってきました。
内容も講義だけでなく、実習、デモ、グループワークを織り交ぜ、できるだけ臨床力をつけるということに重きをおくようにしました。
そのなかで実習は楽しさを盛り込むように。
例えば、連合印象(精密な型取り)の回では、自由に身の回りのものの型をとってもらうことに。
分けたグループの中で一番良かったものに石膏を流してみると・・・
こんな感じ!!
何だかわかります?
右から、指!!(リアルで怖い。「色塗ろう」とか言ってた。)親指。模型の歯。
ここからチョけます。
なんと、筆箱に入っていたゴキブリのおもちゃ(イタズラ用)、ペットボトルの蓋。
なんでゴキブリのおもちゃ持ってんだ(笑)
そして最後は・・・・・
耳!!
よう型はめたな(笑)。自分の耳に・・・。
先生はビックリしました!!予想もしないことが飛び出してきます。
5日目に試みたのはディベート(討論)。
「ブリッジ VS インプラント」
肯定派、否定派に分かれて意見を戦わせるのですが、治療費は考えない条件で、事故で自分の歯を失ったというケース。つまり自分が治療を受けるならという前提での討論をしました。
これは面白かった!
症例写真を見て、はじめはインプラント派が多かったのが、いろんな意見(特に教務の先生の意見)を受けて、再度次の時間に採択すると、人数が180度裏返りました。
授業としては最高の展開です。
そうやって、いろんな情報を公平に患者さんに提供し、一緒に考えて納得して選択してもらうということが、「インフォームドコンセント」というんだよ、というお話をしました。
色んな試みをする中で、学生一人一人の考え方であったり、キャラクターが見えるようにもなってきました。
受け答えや講義への取り組み方も、時に真剣に、時に愛嬌のある姿勢を感じるようになりました。歯科衛生士として素晴らしい素質を持っている子がいます。
なんだか次回で終わるのが寂しくなって来ました(笑)
そんな怒涛の講義生活。意識をかなり持っていかれながらも、医院のことには全力集中。
本分は臨床です。
医院もお化粧直し、多気の自然に若草色が映えます。
看板も配色のバランスを合わせてリニューアル。
統一感が出ました。
治療に集中!!基礎治療、そしてインプラント治療。丁寧にしっかり行います。オペ着を「忍者みたい」とスタッフにからかわれながら・・・。
そして、昨日。通常講義とは別にまた新しい試みを行いました。
いつもスタッフを一人ずつ連れていくのですが、衛生士スタッフに話をしてもらいました。
カッキー。
観察。価値観。自分の価値観を認識しながら、自分を磨いていく。 日頃患者さんにどうやって接して信頼を得ているのか。「信頼のされ方、愛され方」を彼女らしいチャーミングな講義で後輩達に伝えてくれました。
う〜ん、私より面白い!!
いよいよ次回、最終回!!!
次回は歯科界初の試みかもしれません!!
三重大学生物資源学部との連携講義!!
というと凄そうですが、講義に苦戦している私を見て、三重大の教授がサポートを申し出てくれたのです。
生物資源学研究科教授 坂本竜彦 先生
めちゃめちゃダンディでカッコイイ先生。
当日は先生は来られませんが、三重大の学生が2人手伝ってくれる予定。
普段は地球の成り立ちや、エコエネルギーの研究をされている。はたして歯科とコラボできるのか!?
生活サポートの取材あり!
歯科界を飛び越えてグローバルな講義になりそうです・・・。